怪我
Kバレエカンパニーの公演”DON QUIXOTE(ドン・キホーテ)”を観に新国立劇場へ。
久しぶりのオペラ劇場。そして生オーケストラで観るバレエ。そして華やかな作品である”DON QUIXOTE”。
素晴らしかったなぁ。
こうやって改めてバレエを観ると、ちゃんと要所要所で鳥肌が立つように、曲も踊りも演出も練り上げられてるんだという事を実感する。
ただ、本当はプリンシパルダンサーの橋本直樹くんがこの日にメインキャストを務める予定だったのです。が・・・
先週の13日の金曜日に左膝前十字靭帯を断裂し、今回休演となった。
彼が小さな頃から通ってる稽古場で、僕の父がその頃から講師をしていたので知り合ったのである。
明るい性格で男前、そして弾けるような伸びやかさをもつ彼の踊りは今回の役柄にピッタリだと思ってた。
先週の金曜日といえば、僕が台風の中でグッタリしてたあの日・・・。
直樹、辛かっただろうね。
手術、リハビリを含めて一年かかるそう。
もし今、喉を壊して一年唄えなくなったら・・・って考えると心のそこから恐怖と悲しみが沸いてくる。
代役を務めた清水健太さんは重厚感のある安定した踊りで素晴らしい舞台を作り上げてた。
急遽決まった舞台で様々なプレッシャーや厳しい条件の中であそこまで踊れるって本当にスゴイと思ったし感動した。
Kバレエカンパニーでは熊川哲也氏が右膝前十字靭帯を断裂されたばかり・・・。
”身体が資本”
良く母に言われてるケド、健康なときはついつい気にも留めない。
でもこうやって身近な人が怪我すると痛感する。
僕も身体が楽器。大事にしないと。
直樹、焦らず、キチンと治して、またあの素晴らしい踊りを魅せてなー!
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