かけあいの中から出来る音
今日は曲作りで、TigerSheepDogStudioにせーちゃんが来てくれた。
普段レコーダーで録り溜めたメロディのスケッチを1曲にまとめる、もしくは膨らませる。
それを一旦自分でレコーディングして、リズムのメロディを打ち込む。
出来たデモをせーちゃんに聴いてもらい、そこにコードを付けていく。
さらにベースや細かいドラムの展開などをせーちゃんが弾いていく。
出来上がったオケトラックを受け取り、曲の構成を練りつつ、切り貼りしながら差し替えて最終のトラックを作っていく。
ラララで仮歌を入れていく。
というコトでサポートミュージシャンに渡すデモが完成。
せーちゃんとの間で何度もやり取りされていくウチに、骨が出来、肉が尽き、
丸みを帯びて膨らんでいく音。
これからリハーサルによってその音に血が通い、目が開き、カタチを成すのです。
かけあいの中から生まれるモノ。それは一曲なんだけど、沢山の人の思いやセンスが手から手に渡るときに染みこんでいく。
それを本チャンのレコーディングや、ライヴで唄うことは至高のヨロコビなのです。
ってまた結局自分の為に唄ってる?という思考に落ちちゃうんだけど、そうなのです。
でもこの音の最後に行き着くトコロは、僕の唄を聴いてくれた人なんです。
そこでそれぞれの音はそのひとそれぞれの想いを吸収して、そのひとだけのカタチになって、そのひとの心の中で生きていくってコトです。
今回の曲がそんな音になることを心から願ってます。