再び石巻へ
今、石巻へ向かう車の中です。
帰京してから10日近く経ち、状況も日々刻一刻と変わる中再びの強い余震が昨夜もありました。
誰もが不安な日々を過ごしてる。
被災地はモチロン、東京でも。
先日ライヴがありました。
地震後初のライヴ。
正直言って唄うモチベーションになかなかなれずにいた自分がいて、そしてどうやって今までライヴ前に心の準備をしていたかも思い出せない状態でもあり。
この状況の中で自分が”ナニを、どうやって、ダレに”伝えるのかグチャグチャなまま唄いだした感じがしてました。
土の入った水槽に手を突っ込み、グチャグチャにかき回したのをジーッと眺めてるような心境。
ライヴが始まり、唄っていくうちに、次第にその水槽の回転が収まっていき、底に土が少しづつ層を成して重なっていき、上部には澄んだ水が見えて来た。
決してかき回す前と同じ状態ではないけど、昔の状態に戻る事はないけれど、かき回す事で新たな景色が見えてくるというか、そんな感覚があって。
最後に「雨を待っている」を唄ったんだけど、その曲自体が実は違うメッセージを僕の知らないトコロで持ち始めていたんだという事にも気づいたりもしました。
とにかく、唄うことで整理されて事が確かにあったんです。
きっとその感覚を共有してくれた人がいてくれた気がします。
中断していたレコーディングも再開します。
そして、新たな局面もこのタイミングで色々迎えていたり。
石巻に向かう車の中で、今回の活動の意味が前回とは違うということが、僕が少しだけ変わったというか、新しいものが少し見えたというか、そんな少しスッキリしたようなキモチで理解出来つつあるのを感じてます。
もうすぐ福島県に入ります。
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コメント
亮太さん、今度亮太さんが唄う時は聴きに行きたいと強く強く思いました。唄う日が決まったら教えて下さい。お店にも行きます。気をつけて行ってきて下さいね。
投稿: ree | 2011/04/09 08:19