みちのくから2年
朝起きてふと思い出した。
もう二年になるんだって。
2012年8月19日に三箇所での開催になったap bank fes '12 Fund for Japanの最終地みちのくの最終日から。ライヴ・レポート→http://gallery.fes.apbank.jp/?p=1033
最終日のメインステージが終わってからkotiでのLIVE。
帰りのバスや新幹線もあるし、そんなに沢山の人が自分のLIVEを観に来てくれるなんて思わず唄いだしたっけ。
客席側は暗く、全然見えない状態でスタートしてから”糸”を唄った際にお客さんに一緒に唄ってもらった瞬間にその声の多さに驚き、とても嬉しかったのをさっきのことのように覚えている。会場側にあかりが灯った時に沢山の人に埋め尽くされたkotiの景色。
せーちゃんのピアノと僕の唄が沢山のお客さんの熱で浮力を得て、気球のように空に舞い上がる感覚は忘れられない。
あれから二年。
僕を取り巻く環境はめまぐるしく変わった。
何も、かも。
それなのに東北の状況は進んでいるとはいえ、目覚ましく進展しているとは思えない。
むしろ原発は悪化しているようにさえ思える。
震災直後から僕なりに様々なアクションを繰り返してきたけど、その都度虚無感にさいなまれる事もあった。
小さな力は目に見えない。でも何もしなければ何も起こらない。
そして一番大事なのは”継続”。
それを自分に刻むように、そして伝えるように、福島県双葉郡でLIVEをさせてもらう事が決まりました。
9月29日、福島県双葉郡川内村でLIVEします。
詳細はまたアップします。
原発から20kmという距離でのLIVE。
緊張もしています。
でも自分がその距離と空気を感じるコトで、上っ面ではないキモチを伝える言葉や伝え方を少しは知れるのではないか?と思っています。
もし足を運んでくださる方がいれば一緒に唄いましょう。
あの日のみちのくのように。
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コメント
あれから2年…忘れてません!
みちのく「糸」涙したっけなぁ
今度は、福島で一緒に口ずさめるかな楽しみです。
投稿: もも | 2014/08/21 21:27