盲目のクライマーの言葉
先日、富士通デザインさんが主催した「住みよい街、欲しいお店 デザインワークショップ」にゲストトークさせて頂きました。
なにせ開催は吉祥寺。
この10年の街の変わり方、そして僕なりに考えるこれからを話させてもらった。
本当にこの10年で吉祥寺は大きく変わった。
人も建物も景色も、そして僕自身も。
この先に街も自分もどう変わるかなんて誰にもわからないけど、きっとそれは”自分が思う方向”に少しは関係してくると思っている。
大事に、より良く、未来を考えること。
それを次の世代、その先の世代にキチンと渡せること。
自分もそんな事を考える歳になったのも少しオドロキだけど(;´∀`)
でもさ、自分もちゃんとドキドキワクワクして楽しくないとダメだなぁと。
今回ファシリテーターを務めたSoLaBoの鈴木くんの楽しい導きで、自分自身を客観的にも主観的にもキーワード付けしたんだけど、これが楽しかった!
吉祥寺という街が好きな理由が、自分の中のキーワードと一致して明確になったのは大きな収穫。うんうん。
そしてもうひとりのゲストトークをされたNPO法人モンキーマジックの代表、小林さんに逢えたのが大きかった。
彼は視覚障がい者のクライマーであり、視覚障がい者の方々にフリークライミングを通して可能性を広げる活動を続けている。
28歳に発病して、現在ではうっすらと光を感じるくらいとのコト。
でも、その人柄の明るさと強さはどんな光よりも強く感じた。
実は2年ほど前にお逢いするチャンスがあったんだけど、その時は逢えずに終わってしまっていて、心残りだったので本当に嬉しかった。
小林さんが言った言葉。
「視覚障がい者の人がフリークライミングを通じて得た、”出来た!”という自信が他のコトにも影響して、可能性を広げるコトが出来る。」
素晴らしいなぁ、と思った。心から。
それは誰にも言える事。一つの自信が人間の強さと可能性を産み出す。
肝に命じてみた。
今度は一緒に呑みましょう、と約束した。
モンキーマジックの活動に僕も参加してみたい。